2015.10.31  巨匠ふたり
 俵屋宗達(?~1640頃)の下絵に、本阿弥光悦(1558~1637)が書写した「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」 長さ13mに鶴が137羽が群れをなしてます。

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 その圧倒的画力に光悦はたじろいたのか? 初筆でつまづくのであった。
   turusita02.jpg 「人」文字が不自然
 たぶん柿本人麻呂と書くつもりが「山?九?丸?」 そのうえ、書後の加筆か?小さく「人」が・・・ 無教養のオイラには判りません。


 同じ巨匠コンビの作品に「新古今集鹿下絵和歌巻」があります。
 益田鈍翁所有で約22メートルに及ぶ一巻の巻物でしたが手放しました。 悪徳画商?により切り刻まれ現在は断簡となり、前半部は静岡・MOA美術館、東京・山種美術館や五島美術館他、諸家が分蔵、後半部分はアメリカ・シアトル美術館が所蔵してます。

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                              山種美術館:蔵

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                              MOA美術館:蔵

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                              五島美術館:蔵

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                              シアトル美術館:蔵

 全部一同に揃え展示される日はあるのだろうか・・・
 22mの大作は圧巻でしょうね。 でも、左右の順番でモメる事態は起こらないのでしょうか? なんて余計な心配がうまれました。


 さて、今夜の「美の巨匠」は琳派特集ラストです。 今からワクワクです。



2015.10.30  孤食
 今夜はむき身のアサリが安かったのでクラムチャウダーです。
 ジャガイモ・人参・玉ねぎにアサリとブロックベーコンをバターで炒め、塩コショウとブイヨンで味を調え、500ccの牛乳を沸騰させないように弱火で加熱です。 途中から余ったカボチャを加えました。 小麦粉が無いためかなりサラっと仕上がりました。

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 次日の朝はカリカリトーストに昨夜のクラムチャウダーにカレー粉を加え温めてブッ懸けです。
 あいかわらずのお手軽で慎ましやかなおひとりさま孤食でした。



2015.10.29  予告編
 唐突ですが柳ジョージの「フェンスの向こうのアメリカ」を聞きながら・・・
             


 外国映画の日本での公開に当たり、しばしばタイトルが国内向けの題名が付けられることがタタ有ります。 上げればキリがありませんが邦題の付け方ひとつで観客動員がかなり左右されることを宣伝マンは知っており苦労努力しております。
 淀長さん時代や角川メディアミックス、最近はテレビ番組での出演者ゲストの告知などネット映像が氾濫する中でもやっぱり映画は王道キングです。

 そんな中、予告編専門に編集する会社があることを知りました。
 映画製作会社の宣伝担当プロデゥーサーと請け負うディレクターの兆丁八丁で15・30秒TVバージョンや90・120秒の劇場予告編や4・5分のロングバージョンはたまたテーマ強調や世代層に向けてと試行錯誤の連続で生み出されます。
 今や映画創りもシステム化してプロデュース方式が完全に定着しました。

 予告編は内容を一番理解している監督または助監督が「こんな想いで創りました。ここを見てほしい」と編集していると思いましたがまったく違っておりました。 ・・・それもこれも時代なのか?
 黒沢映画や石原軍団などカリスマをピラミットにした作品が懐かしい。


 スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス出演の2004年公開のアメリカ映画『ターミナル』(The Terminal)上映時間は、予告編を含み129分。 と云う映画があります。
 予告編や公式サイトで印象的に使われている曲は、ジョン・デンバー作の「悲しみのジェット・プレーン」をシャンタール・クレヴィアジックがカバーした物。映画本編では使われていない。そうだ。
 日本版予告編では、ロマンスおよびコメディの要素よりも「祖国の家」を強調したバージョンが作られ、、「どちらへ?」と尋ねた運転手に「家に帰るんだ」と応えたのであった。と本編に続くのである。 この予告編は監督に誉められ認められて、今冬公開予定の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の予告編編集に名指しされた。そうだ。


   OMAKE  『ターミナル』で セリフが『?』と聞こえるシーンがある」  
    

 
2015.10.28  平和って?
 映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』を創ったオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督について調べてみた。

 1957年3月26日生まれでドイツのハンブルク出身です。
 2004年公開映画『Der Untergang』(「失脚」「没落」の意)、邦題『ヒトラー 〜最期の12日間〜』を40代半ばで創っておりました。

 さっそく、DVDをレンタルして借りてきて見ました。
 155分にドイツ第三帝国崩壊の混乱をヒトラーの狂気を強調し、丁寧に冷静かつ客観視し、映画は創られておりました。
   

 彼へのインタビューにおいて、ヒトラーを「誰でも知っているのだが、誰もその実像を知らない」人物だとし、本作を契機に若者が過去の歴史的事実について考えてくれればと述べたそうだ。


 確かに第二次世界大戦終結70周年において、いろんなことが「過去」として消え去ろうとしてます。
 そんな中、中国政府が提出したユネスコ記憶遺産「南京虐殺(Documents of Nanjing Massacre)」が登録されました。
 事実よりイデオロギーのプロパガンダ要素が強いと感じるのはオイラだけ?

 1937年の南京事件の数ヶ月前の7月29日に中国の通州において起きた事件を知る人は少ないであろう。 オイラも初めて知りました。
 冀東防共自治政府保安隊(中国人部隊)が日本軍の通州守備隊・通州特務機関及び日本人居留民を襲撃し、在留日本人385名のうち223名が虐殺されました。 「虐殺」と書いたにはこの行をクリックしてください。


 風化する戦争記憶はしかたないことであり、それはそれでいいのでしょう。
 3年前の芝公園で眺めた東京タワーが思い出されます。 
   燃え続ける“炎”   1001695ss.jpg

 コメントをもらったI.Z.さんの言葉が忘れられない。
 「多くの人が誰に気を止めることもなく思い思いに行き交う様子が目に浮かびますが、それこそが「平和の灯」の願う“平和”の姿なのでしょうね。」


 今日も取り留めの無い脱線のオイラブログを読んでいただき感謝です。



 1939年に起きた家具職人ゲオルク・エルザー(1903-1945年)によるヒトラー暗殺未遂事件の顛末を描いた映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』を見てきた。

   
問題となった事件は1939年11月8日に起きた。 ミュンヘンにあるビアホールで、仕掛けられた時限爆弾が爆発。悪天候を理由に、そこでの演説を早く切り上げたヒトラーは無事だったが、8人の死者を出した。 犯人として逮捕されたのが、当時36歳の家具職人エルザーだった。

 当時の世情やイデオロギーをドイツ人である監督がどう描いたか? と興味を持って見てきたのだがオイラの的外れであった。
 思想的背景を持ち合せてない極々普通の青年の日常的青春が淡々と表現されているのみなのだ。

 第2次世界大戦時、ドイツの世界最強の暗号エニグマを解き明かした天才数学者アラン・チューリングの波乱の人生を描いた伝記映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を見た時に感じた「動機背景など氷山の一角でしかないのだ」であり、個の行動を解き明かそうとしても「やりたかった・やった」を理解するには未熟さがただよいます。

 「個人の自由を大切にしている男が、間違っていると思ったことに対して立ち上がり、戦う姿を通じて、たった一人でも世界を変えることができるということを感じてほしい」とオリバー・ヒルシュビーゲル監督はインタビューに答えたそうだ。

 ・・・ウン、アンタはそうきたか。 「立ち上がり戦う姿」をヒトラー暗殺からメッセージを発するならば、オイラは信長暗殺を素材とした山本兼一の「弾正の鷹」から受け止めました。


   DASOKU
 オイラブログではしばしば映画本などを取り上げる時に感想も書かず独善的前後不明の文章になりがちですが未熟さゆえにとお許しくだされー



2015.10.26  和田倉
 江戸城の入り口のひとつである和田倉橋です。
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 慶長 7年(1602) 頃の 「慶長江戸図」 には、既にこの場所に橋が描かれており、 「蔵の御門と云、士衆通行の橋」 との記述がある。
 また、「護府内備考」 という史料の 「和田倉御門」 の項には、 「ここに和田倉と称せり大なるお蔵二棟を図せり。是御門の名の起こる処なり」と記され、お蔵があったためにこの門が 「和田倉門」 と名付けられたとしている。
 尚、徳川家康 が江戸に入った頃は、この辺りは 「和田」 という名の小さな村落であったという説もあるそうで、 「和田」 の地名と 「蔵地」 の名称が一つになって 「和田蔵」、それが転じて 「和田倉」 となったようである。

 橋を渡り、城郭縄張に沿ってL字クランク通路を抜けると親水公園です。
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 高さ5,5m、長さ30mの落水施設があり、御堀の水を浄化循環させて使用しています。
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 夜はライトアップされるそうだが再訪はあるだろうか・・・



2015.10.25  千年の雅奏
 大手門をくぐり、十月桜に迎えられ、皇居で行われた秋季雅楽演奏会に行って来ました。
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 玉砂利が敷き詰められ、木製簡易座イスが約500?の会場です。
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 ここまでは誰もが撮影OKでしたので物珍しさに撮りまくりです。

 「演奏中の写真撮影は御遠慮ください」 (禁止でない表現がイイですね)
 と云うことでオイラもカメラをカバンにいれてジックリ観賞してきました。
 オィオイ、いつもは撮禁を無視して撮りまくるオマエがどうした? てなヤジは無視して、粛々と。
 と云うことでここからはパンフレット他を引用して書きます。

 まずは管絃(かんげん)です。 唐楽の器楽合奏です。
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 「太食調音取(たいしきちょうのねとり)」  「合歓塩(がっかえん)」  「朗詠(ろうえい) 池冷(いけすずし)」  「長慶子(ちょうげいし)」でした。  と書いてもチンプンカンプン。
 ただ 「朗詠 池冷」は源英明(みなもとのふさあきら)の詩(パンフに詩と書いてあった)に曲をつけたもので、
 「池冷しくしては水三伏の夏無し 松高くしては 風一聲の秋有り」
 聴いても書いてもよくわかりません。 大意として、「池の水が涼しいので、夏の暑さも感じられない。松の樹が高いので、吹き下ろす風から秋を感じられます」 だそうだ。

 10分の休憩をはさんで第二部・舞楽です。
 左方の舞(中国系)「蘇莫者(そまくしゃ)」です。 (天理大学雅楽部の動画)
     
 役の行者が山の大峯で笛を吹いていると、山神が現れ舞い始めます。

 右方の舞(朝鮮系)「進蘇利古(しんそりこ)」
     

 ジブリアニメの「千と千尋の神隠し」で春日さまという神様のモデルが進蘇利古のような雑面(和紙に絹を貼り、墨で幾何学模様の顔を描いたもの)が奇っ怪でユーモラスでした。
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 桃華楽堂横の会場玄関のかたすみに置かれた灰皿筒2本の愛煙家への配慮がうれしかったです。
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 千年の奏でる雅な音色を楽しんできた秋の午後でした。

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2015.10.24  マッタリ
 富士山から80㎞?離れた井の頭線永福町駅の駅ビル屋上からです。
   sPA083136.jpg かわらずの雄姿の夕景

 昆布を敷いて、鷹の爪1本入れ、白菜だけのシンプル鍋です。
   PA093139.jpg 今秋初のアンコウ鍋
 解凍アンコウですので、肝や他のいわゆる7つ道具はありません。 オイラはフグ鍋よりアンコウ鍋のほうが好きです。 そんな季節になりました。


 土曜今夜はNHK「ブラタモリ」の富士山です。 テレ東「美の巨人」は琳派です。 マッタリと見たいもんだ。



2015.10.23  ふたたび。
   A Summer Place  


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 入江の右端には弁天島・厳島神社という小さな神社がありました。
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 約半分の50段でギブアップ。 遠くからお参りしました。
 お百度参り? とんでもないコケてコロがり複雑骨折が関の山。
 小さな島に遊歩道があり、ひとまわり。
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 学生時代、オイラたちはいすゞ・ヒルマンで松崎までドライブしてきた。 地元の娘っ子をナンパして民宿でドンチャン騒ぎした。
 当時は消波ブロックもなくただの砂浜が広がっているだけだった。
 プリンスホテルが建ち、名を変えて営業するホテルに昨日宿泊したのだ。
 「アイツもおっ死んだナー」 娘っ子も還暦すぎて孫に囲まれてるだろうかー
 そんな昔話がポツリポツリ。 漠とした会話にならぬ言葉が行きかう。

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 西日を浴びる富士を手持ちで押さえましたがー 狙って撮れない偶然が・・・
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2015.10.22  異邦人
 「松崎に行かないか?」 いつもの友人に電話した。 「オゥ付き合うぞー」

 西伊豆の松崎町へは新幹線や特急踊り子で修善寺または下田から乗り継ぎバスで小一時間。往復1万も掛かる不便な田舎町なのであるが・・・

 朝9時前新宿集合。 ホテルの無料送迎バスにジィさんバーさんがいっぱいなのだ。 旅の二極化が進む中、庶民は「無料」に飛びつくのである。

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 足柄・御殿場を過ぎた東名から初雪の積もった富士の雄姿が現れた。

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 1冊のオランダ語で書かれた本のみで創り上げられたと云う反射炉。
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 幕末日本人の知恵と努力に圧倒され、想いを巡らす。
 (完成当時は鉄枠の無いレンガの積み上げだけだったのでは・・・)
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 バスは海沿いの国道をクネクネ走ります。
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 ブラブラと散歩です。
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 ナマコ壁の家はあれど、漆喰飾りは見当たりませんでした。
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 のどかです。 田舎暮らしに憧れる人が多いのも納得しますが・・・
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 奈良が好きだと云う友人と共に目と足は自然と・・・
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 ノンビリ歩くG3ふたりは“異邦人”なのであろうか・・・・・