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2018.08.31  以心崇伝
 3年前に58の若さで亡くなった火坂雅志は長岡生まれで新潟高校から早稲田大学卒業です。 2009年NHK大河ドラマ『天地人』の原作者です。

 彼の戦国僧三部作である『全宗』『墨染の鎧』に続いての『黒衣の宰相』を読み終わりました。

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 黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝(以心崇伝)は、墨染めの衣を身にまとった禅僧でありながら、徳川家康の懐刀として政治に参画した。豊臣家滅亡の切掛となった方広寺鐘銘事件を画策し、武家諸法度、禁中並公家諸法度などの基本法典を起草して徳川二百七十年の平和の礎を築き上げた希代の怪僧の生涯を描いた長篇歴史小説。

 元和2年(1616年)、危篤となった家康は神号や葬儀に関する遺言を同年7月に大僧正となった天海らに託す。家康死後には神号を巡り以心崇伝、本多正純らと争う。天海は「権現」として自らの宗教である山王一実神道で祭ることを主張し、崇伝は家康の神号を「明神」として古来よりの吉田神道で祭るべきだと主張した。2代将軍・徳川秀忠の諮問に対し、天海は、豊臣秀吉に豊国大明神の神号が贈られた後の豊臣氏滅亡を考えると、明神は不吉であると提言したことで家康の神号は「東照大権現」と決定され家康の遺体を久能山から日光山に改葬した。

 崇伝(臨済宗五山派南禅寺)vs 天海(比叡山延暦寺)の幕府内覇権争いがおもしろかった。
 また、品川東海寺開祖の沢庵宗彭(大徳寺住持)との公案(禅問答)のような生き様の違いが胸に響きました。




2018.08.30  アイ
 明日からチト旅に出ます。
 ですので、過去に書いた寓話チックな旅に出たい話をコピペした。


     『神代からの胡蝶』     by 遊児

「アイを落としたんです。ワタシのアイを。探してくれませんか?」
「はい? アイって藍染の帽子か何か?」
「いえ、アイです」
「アイって・・・」
奥から男を呼ぶ声がした。
「あの娘、頭がチョットおかしいから相手にしないでくれ」

 神代寺の杜と名づけられ大規模開発されたマンション郡。森を切り開き、大地を掘 り起こし、完成すれば300世帯10棟、約1万人が暮らす街が出来るはずである。

 ここは管理センター。男は最近配属になった新人管理人であった。 電気・ガス・ 水道等のインフラ監視から住民の提案・苦情処理や清掃員や警備員への指示・手配を担う裏方稼業であった。
「ここの仕事は住民達の総意で成り立つ組合理事会の代行であり、なるべく住民間のトラブル・生活スタイルには介入しない事、巻き込まれないように心掛けてほしい。 たとえば、隣の部屋音がうるさい。とか、犬猫に困っている。とかには注意伝言すれど、組合規約に沿った生活をおくって下さい。としか言えないんだ。」と所長の指示。

「オハヨー おじさん」
「よぅ、昨日の娘か」
「おじさん、これから家に帰るんでしょ」
「あぁ、この歳で24間勤務はきついからね」
「家に奥さん居るの?」
「イャ、ひとり。独身だ」
「なら、アイ探しに付き合ってョ」
「何だい? そのアイって」
「私にもわからないん。だから探しているの」
 青空の4月。男は帰ってもビールを飲んで寝るだけの生活を送っていた。奇妙な娘の出現にとまどいながらもナゼカ相手のペースにはめられていった。
「私、桜って大嫌い。染井吉野なんて人工交配された桜が綺麗だなんて思い上がりヨ」
「ブァッと咲いて、サラサラ舞って、ハラハラ散る。みごとではないか?」
「その散り方ヨ。風まかせ・他人任せの自己放棄が嫌いなの」
「ジコホウキ?」
「芽が出て、葉が育ち、花が咲く。が順序。春の陽気でいきなり生命のエネルギーを咲かせるだけに使い果たし、あとはオボロと風に任せの生き様が嫌いなの」
「だから、人は引き寄せらるのでは? 儚さに己を重ねるのでは?」
「かもね。でも、無理を重ねるから五六拾年しか樹齢がないのを知ってる?」
 確かに。千年杉に代表される樹木は人類や動物に比べ遥かに寿命は長い。いや、比べる事自体が無意味であり、無理な比喩である。
「同じ風まかせならタンポポのほうが好き。自分では遠くに子孫を飛ばせないから 『風さんヨロシク』と身を任せる。河に落ち、そのまま水に流されるかも知れないとか鳥の餌として命を捧げるかも知れないとたくさんの種子を残す。その容易良さを見習いたいわ」
 男は樹木や野草に生き方・生き様を重ねる物の見方に新鮮さを感じていた。

「ねぇ、おじさんのマンションはどうして塀や垣根があるの? どうして、カギが無いと入れないの?」
「安全安心が売りものだからなー」
「何から何を守るの?」
「泥棒や不審者・部外者からの侵入さ」
「ねぇ、不審者って誰のこと? どんな人のことを指すの?」
「ところで、君はうちのマンションに住んでいるのかい?」
「いいえ。住んでないわ。古い戸建てに居るわ」
「たとえば、強引なセールスマンが来て困ったこと無いかい? 空き巣の心配は?」
「あるけど、全然心配ないわ」
「若い君ひとりで留守番する時なんか、不安は無いかい」
「芝生や花木を植え、柵で囲い、『中へ入るな』なんて、どこか変でしょ」
「荒らされたりイタズラされないためなんだがー」
「それは利用する人の意識モラルの問題であり、そこまで管理強制しなくてもー」
「それは一理ある。君の言いたいこともわかるが・・・」
「まるで陣地を築いたお山の大将の戦争ゴッコみたい」

 男の意識は40年前にタイムスリップしていた。
 ヘルメットをかぶり、机・椅子でバリケードを築き、『ベトナム戦争反対・自由解放区』『大学糾弾・官憲打破』を叫び、眼をギラつかせていた日々へ。 
 『君の中には嵐はないか?』『書を捨てよ街を行け』とフォークソングをガナってい た頃に。生きることに熱く真剣だった青春が懐かしく蘇る。 となりの少女は何が言いたいのだ。イヤ、言いたいことはわかるが誰に何を叫ぼうとしているのだろうか。

「ひとりは好きだけど孤独は嫌い」
「どっちも同じだろう」
「違うの。 たとえば、渋谷をひとりで歩いていると人がたくさん居るにも拘らず、ものすごく孤独に陥るの。そんな時、無い? だから、人混みは嫌い」
「マンウォッチング。通り過ぎる人を観察してごらん」
「みんな同じようにみえるけどー」
「観察力・洞察力が足りないね。ラブラブなカップルがいれば、別れたばかりで今にも泣き出しそうな子、借金取りと追われる人。まだまだ、いろんな人がいるじゃないか」

「ねぇ、アイって何?」
「L・O・V・Eの愛かい?」
「そう、愛を探しているの」
「愛にはまんなか心があるって、誰かが云ってたなー」
「なにソレ?」
「漢字の愛には心が真ん中で恋には下心があるんだって」
「ふーん。おもしろいこと言う人ですね。その人。でも、私の愛とは違うわ」
「そう、100人いれは100の『愛』があるんじゃないか?」
 日頃の男とは無縁な会話を楽しんでいた。娘も軽やかな質問をぶつけていた。

「ネェおじさん、ビール飲む?」と娘は背中のリックからシートを取り出し敷いた。
「おじさんなら手伝ってくれる」と思ったからお弁当も作ってきていた。
「私、変わっているから友達が居ないの」
「そんなに変わっているとは思わないけど」 広げられた色とりどりのオカズにパク付く男。
  娘は「いのち、いただきます」と小さな声で手を合わせていた。
 
   男は勤務明けで疲れていた。
   男はいつしかウトウトと昼寝を始めた。 
   ヒラヒラと優雅に舞う蝶の夢を見ていた。
   「チョウはいいなー 自由に空を飛べて」
   「何をそんなに齷齪していらっしゃるの」
   「うらやましいなー 気ままに戯られて」
   いつしか男も蝶になって大空を飛んでいた。
    男は夢を見ていた。 『胡蝶の夢』を。
    しかし、目覚めると置手紙があった。

 『いつかアイを探す旅に付き合ってください。
              一緒に出かけませんか?』


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   長々と読み、おつきあい、ありがとうございました。
   明日からブログ友とのオフ会で大仁温泉に行って来ます。




2018.08.29  無題
 麻原教祖を含め13人の死刑宣告者の刑執行から2か月ちかく経ち社会的風化が始まってます。
 しかし、教団信者・公安当局や事件に巻き込まれた一般市民の周辺では生々しい攻防が繰り広げられていることでしょう。
 改めて「宗教とは何でしょう」 そして、「生きる道とは・・・」

 「最高ですか~!?」の福永法源を覚えてますか?
 昭和62年に宗教法人認証を受けた法の華三法行が平成11年詐欺罪で摘発されました。
 被害総額は600億円以上に達し、事件発生当時(平成12年)では豊田商事事件に次ぐ大型詐欺事件であった。 翌平成13年に教団は破産宣告を受け、宗教法人としても解散処分を受けた。
 福永は懲役12年の実刑を受けるも模範囚として、平成26年 出所。
 翌平成27年には「復活祭」を開き、宗教活動を再開しています。
 1945年04月05日生まれの73歳は元気です。しぶといジー様ですわ。

 詐欺と云えば、天下一家の会事件。内村健一(1926年06月15日‐1995年01月02日)によるネズミ講事件である。
 実に見事なり。いわゆるマルチ商法の原点であり、裁く法がなく、法治権力のグレーゾーンを巧みに利用した犯罪?であった。 その残党も国債は金銭に当たらないとネズミ講を開き、法改定をすることになった事件などさまざまなマルチが生まれました。

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 無尽や頼母子講など相互援助が「欲」にまみれむと浅はかな行為に奔るのも、「ゴウ」ゆえの諸行であろうか・・・





2018.08.28  すずあかね
 ご近所にファミレスの不二家レストランがあります。
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 店内では20人くらいのガキ連れのママ友会?でにぎやかです。
 スピーカーから♪♪ 「皆さんでお祝いしましょう・・・」
 誕生日会のガキどもの歓声に元気をもらってきましたわ。
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 店内手作りというプレミアムショートケーキをおみやげにゲット。
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 岩手県産の四季成り性イチゴ品種「すずあかね」を使用しています。

 岩手と云えば、高級食材のウニとアワビを使ったいちご煮がある。
 完熟苺でジックリ煮込んで… ちがう違う…  食べてみたいナー




2018.08.27  満月
 7時の施錠を済ませこのまま帰るのも… と夜散歩に出掛けてみた。

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 “平和の灯”(燃え続ける広島原爆の炎)がともる芝公園です。
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 毎週土曜日に行われるダイヤモンドヴェールのライトアップです。
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 そうだ! ほぼ満月に照らされる東京タワーを撮りに来たのです。
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  OMAKE  初めて自撮りしてみました。 sDSCN8520.jpg


 そして、日曜日の満月です。  ベタベタと貼り付けるゾー
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     雄姿よありがとう。 約1ヵ月後の満月も待っているゾー



2018.08.26  前日
 太陽 - 月 - 地球が直線に並ぶ朔(新月)から次の朔までの周期は約28日です。
 8月11日の新月から数日後の14日と16日はー
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 オイラのお手軽コンデジでシャープさの欠ける月を撮ってみました。
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 そして、W台風が日本海に抜け去った24日の月の出です。
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 (数字24の上空の月が判りますか? 5時過ぎが月の出でしたが薄灰色の厚い雲からやっと目視できました)
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 そして、25日土曜日です。
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 刻々変わる夕陽に見とれるうちに東空の月の出を忘れてました。
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 すべては明日の満月(20時 56分)の7時前の月の出を狙うゾー





2018.08.25  ソウフイワ
 TV「世界ふしぎ発見!日本が誇る秘境絶景」で白石康次郎・小笠原へのヨット旅が放送されました。

 小笠原諸島への途中にそびえたつ100mの岩です。
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 見渡す360度が海面に誰が名付けたか?「孀婦岩(ソウフイワ)」

 遠い昔、オイラはこの岩を見るために、釣船ツアーに参加したことがあります。 そして、「2008.07.21 そうふ岩って・・・」 に見果てぬヨット旅を書いたことも有りました。

 世の中、不思議がイッパイ。 誰が言ったか?「登坂下り坂真坂」
 オイラの好奇心を追い求める旅はまだまだ続きます。


2018.08.24  億劫
 この夏は暑さのせいで出かける体力・気力が失せております。
 体力だけでなく億劫になっているのは年のせいなのであろうか?

 ブログネタも思いつかず、過去から“億劫”を引っ張り出しました。


 「劫」が時間の長さである事を最近知りました。
 劫というのは、「世界が成立していく期間・存続する期間・破壊されていく期間・何もない期間」が、それぞれ一劫であるとされています。
 この一劫は、果たしてどれぐらいの時間かの例え話があります。
 「一辺が六キロの立方体形の鉄の城があり、そこにギッシリと芥子(けし)ツブが詰め込まれているとします。 百年に一度、そこから芥子ツブを一つ取るというペースで、すべての芥子ツブを取り尽くしても、まだ一劫は終わらない」といいます。
 次に、
 「右と同じ大きさの石を、百年に一度、やわらかい衣でサラッとなでるというペースで、その石がすり減ってなくなっても、まだ一劫は終わらない」といいます。
 ちなみに、ある計算では、一劫は四十億年ほどになるとか・・・
  いや~どんだけ、長いんや~。オイラには理解出来ない悠久の無感地獄に嵌りそうである。

 落語のジュゲムにも「劫」はでてきます。 「寿限無寿限無、五劫の擦り切れ、海舎利水魚の・・・」と我が子におめでたい言葉を並べ恐ろしく長い名前をつけてしまうアレです。  五劫ねぇー
 ちなみに寿限無くんの苗字知ってますか? 答えは「スギタ」です。
 有田・上田のクリームシチュ-はデビュー時に海舎利水魚(海舎利金魚だったかな?)をコンビ名にしていましたne

「劫」を「くう」と読み、前に億を付けると「億劫・おっくう」になりいつしか「気が進まない面倒なこと」や「面倒に感じられる様子」に使われていますが本来の仏界では無限に無限に長い時間や永遠性をあらわす言葉として用いられていました。 とさa。

 同じ長い時間や永遠性をあらわす言葉なら「未来永劫」がわかりやすいですよね。

 しかし、人の「意識ある時間」は短い。ゆえに己の時間は己の為のみに有効に使って居たい。  が、生きるにはそうも往かない所が人生なのであろう。


2018.08.23  鰻
 猛暑だった平成最後の夏に鰻を食べてサヨウナラ。
 
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 そのままでもおいしい?のだがテレビで裏ワザなる方法が紹介されていました。 酸化した油脂・糖質をサットと湯通しして日本酒をふりかけ、オーブンで焼くそうな。

 手前が裏ワザ鰻で奥がそのままの鰻です。
 ウーン微妙なり。 味覚音痴のオイラには違いが判りませんでした。
 ですが、どちらも美味しくいただきました。 満足と感謝ですわ。


 そして、秋が来ればサンマ!
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 1匹¥398とベラボーに高かったが食欲に勝てず買ってしまった。




2018.08.22  タンゴ
 この夏は海を見に旅に行ってなかったナー
 まてよ? 芙蓉姫と西伊豆へ行ったのは6月だったよなー

 海と海中を思い浮かべ、こんな曲を聴いてみた。
     
   「真珠採りのタンゴ』  リカルド・サントス楽団
     (原曲はビゼー作曲の歌劇「真珠採り」中のアリア『耳に残るは君の歌声)

 リカルド・サントス(Ricardo Santos, 1920年 - 1998年)は、ドイツ生まれの音楽家(編曲家)である。1950年代から1960年代にかけてリカルド・サントス楽団を率いて、ラテン音楽の分野で活躍した。1970年代に レコード会社を移籍して以降は、本名のウェルナー・ミューラー (Werner Müller)として活動した。

  砂浜の『引き潮』が冷たく感じ、天を見上げれば『碧空』
  『砂に書いたラブレター』がはかなく消えてゆきました。