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 雪舟さんが富士山を描いていたことを知りました。
 駿河の臨済宗・清見寺と三保の松原を描き込んだ「富士三保清見寺図」である。

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 しかし、これが雪舟本人作かが不明なので、「伝」が付くのである。

 雪舟の弟子・秋月が明に持参して、仲和から賛を得て、それを秋月がソックリ写して日本に持ち帰ったものである。 との記録が伝えられている。
 また、本来は京都・妙心寺にあったのだが何らかの事情で細川家に渡り、細川家が表具屋に表装に出したのだが画工・春朴が密かに摸本しており木村探元が日記に両方を見比べたと書き残しているのであった。さらに表具屋がその写しを細川家に差し替え納めたらしい形跡があるのである。
 さらにさらに複雑なのは、後年、清見寺の貫主が細川家にその図があることを知り、写しを寺宝にしたいと願い出て細川家お抱え絵師に描かせたものが現在まで残っているのだが両図を比較すると極めて差異が大きい。

 「本物である」と云う証明もさることながら「偽物でない」証明アプローチもままならないのである。
 古美術全般すべてにおいて、どんなに権威ある箔付けがなされようと「?」の疑問が残されているのである。


   もう一度、じっくり観て見よう。

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 右側の「雪舟筆」本物の証ではないそうな。
 つづいての賛の内容が知りたい為、トンでいきます。

 「永青文庫美術館」で見つけた表装修復レポート  



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