2014.08.14  匍匐前進
 劉 希夷(りゅう きい、651年 - 679年)は中国唐代の詩人です。
 「代悲白頭翁」(白頭を悲しむ翁に代わる)が代表作です。


   洛陽城東桃李花        洛陽城東桃李(とうり)の花
   飛来飛去落誰家        飛び来たり飛び去って誰(た)が家にか落つ
   洛陽女児惜顔色        洛陽の女児顔色を惜しむ
   行逢落花長嘆息        ゆくゆく落花に逢うて長く嘆息す

     いつまでも若さを保ちたいと願う女が落花にため息をついた。
     対して、オイラは「お前の若さは永遠である」と声を懸けたい。

   今年花落顔色改        今年花落ちて顔色改まり
   明年花開復誰在        明年花開いてまた誰かある
   巳見松柏摧為薪        巳(すで)に見る松柏くだけて薪となるを
   更聞桑田変成海        更に聞く桑田変じて海となるを

     今年花が落ちればそれだけ年をとり容色も衰える。
     そうね。松柏が枯れて薪とな、桑畑が海になることもある。

   古人無復洛城東        古人また洛城の東に無し
   今人還対落花風        今人還(かえ)って対す落花の風
   年年歳歳花相似        年年歳歳花あい似たり
   歳歳年年人不同        歳歳年年人同じからず

     今我々が花の散るのを見て嘆いている。
     でもね。この花を見る人々は毎年変わっているのだ。

   寄言全盛紅顔子        言を寄す全盛の紅顔子
   應憐半死白頭翁        憐れむべし半死の白頭の翁
   此翁白頭真可憐        この翁白頭真に憐れむべし
   伊昔紅顔美少年        これ昔紅顔の美少年

     今盛りの美少年が、あの白髪は憐れでかわいそうだと言ってきた。
     その通りだが、オイラも昔は紅顔の美少年だったのだ。

   公子王孫芳樹下         公子王孫芳樹の下(もと)
   清歌妙舞落花前         清歌妙舞落花の前
   光禄池台開錦繍         光禄池台錦繍を開き
   将軍楼閣画神仙         将軍の楼閣神仙を画(えが)く

     散る花びらの前で楽しげに歌い踊る楼閣には神仙が描かれている。
     神仙? だれもが不老不死を願っているのだよ。

   一朝臥病無相識         一朝病に臥してあい識るなし
   三春行楽在誰辺         三春の行楽誰(た)がほとりにか在る
   宛転蛾眉能幾時         宛転(えんてん)たる蛾眉よく幾時ぞ
   須臾鶴髪乱如糸         須臾(しゅゆ)に鶴髪乱れて糸の如し

     年老い病に臥すと誰も尋ねてこなくなる。
     鶴髪もやがて糸のように乱れてしまう。
     鶴髪? ツルツルテッペンに乱れる糸すら見当たらないのだ。

   但看古来歌舞地         ただ看る古来歌舞の地
   惟有黄昏鳥雀悲         ただ有り黄昏鳥雀の悲み

     眼前は昔の歌と踊りの舞台の跡。
     今はたそがれ時に鳥や雀が来て悲しげに囀るだけだ。


 人生のはかなさを詠んだ詩は、洋の東西、古今を問わず、数限りない。
 しかし、体験・経験することが重要なのである。
 歴史や先人から学べる事なんぞ爪の垢ほどしかないのだ。
 だから貴重なのだが、まず一歩を踏み出し前進することなのだ。
     




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