時はバブルが崩壊した1993年、仲間3人で始めた会社ゴッコも空中分解してオイラは無職だった。
 一念発起のつもりで珈琲屋を開いたのである。
 場所は六本木。街中に漂う喧騒に“迷い鳥のとまり木”のような店を目指しました。 「居心地の良い空間提供」が目標だった。  店内は有田焼のカップソーサーをバックカウンターに並べシンプル・オーソドックスに。奇をてらうことなくカウンター席と丸テーブルの20席の小さな店でした。
 ストレートコーヒーをメインにブレンドコーヒーを「まずは一口そのままブラックで飲んでみて下さい」 そして、さりげなく珈琲のウンチクと珈琲談義を楽しみたかった。

 価格は1杯800円。 「高い」しかし差別化を図りたかったのだ。

 そんなスタートだったが、予想通り?誤算?なのか 客入り悪く人数も増えない。 しかし、それなりに顔なじみ常連は増えたが経営はその日暮らしが続いた。
 ヒトリの限界であろうと年中無休。 この狭い店舗がオイラのすべてだった。

 そして、ある日。「この店がはやらないのはアンタに問題がある」
 ・・・客にとって居心地の良い空間と云うより、あなたの為の店があさましいと同時にうらやましい。 ズバリの指摘を受けた。

 アノ2000日はなんだったのであろうか?
 まだ、道半ば。 人生の一里塚を振りかえるには早過ぎる。思い出を語るには遅すぎる。
 書き出すと「明日は遠すぎて昨日は重すぎる」心境になりだしました。



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