2015.09.17  Ronin
 1986年1月25日公開映画です。 監督河合義隆・ 脚本片山蒼「幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬」 主題歌を吉田拓郎が歌ってます。

     

 劇中に革靴が出てきます。 身分制度の象徴として、草履と高下駄を挙げ、「アメリカではみんな同じ革靴を履いてるんじゃ」と平等を訴えます。   そして、ラストシーンです。


 場面は、土佐の幕末の志士たちが集まった家の一室。武田竜馬を取り巻いた十数名。龍馬の前には行李の箱が置かれている。そこには龍馬が長崎で仕入れてきたブーツがたくさん入れられているのが見える。

竜馬「おい、シューズじゃ、みんな履け!」、「これが武市(半平太)の分じゃろ、これが(岡田)以蔵の分や、これが吉村(虎太郎)の分よ」。
   (竜馬、行李の前に三つのシューズを置く)
土佐勤王党の仲間「おー、以蔵のシューズか」、「おー、吉村のシューズか」と、ドッと沸く。
竜馬「さー、みんなでシューズをはいてアメリカへ行くぞー!」
志士らいっせいに、「オー!」。
竜馬「ほんでの、アメリカから帰ってきたら、本町筋でシューズを履いて歩くぜよーっ! モテるぜよ」。
志士ら「オー、モテるか」と大笑い。
  (そこへ近藤長次郎が息せき切って庭先に入ってきて、縁先から駆けあがり、竜馬の顔を見て悄然と立つ)
竜馬 「どうしたがぜよ」
長次郎「武市さま、切腹!」
志士ら「なにーっ!」。
長次郎「他に、土佐勤王党二十三名、容堂公の命により、鏡川の河原で斬首!!」。
  (竜馬ら茫然と立ちつくす)
竜馬「武市が死んだかや…」。
  (志士ら大勢、泣き叫ぶ。もんたよしのりの泣き声が際立つ)
竜馬「アメリカへ行くのはやめた。長次郎!シューズじゃ、履け!」と、靴をポンと放る。
  (竜馬、怒り狂う)
竜馬「何もかも気に入らん国じゃにゃあ、この国は!!  人が人の夢を取り上げて!、おまけに命まで取り上げて! そうまでして威張りたいがあかーっ!!」。
  (竜馬の眼は血走り、武田鉄矢、迫真の演技)
「(土佐藩主・山内)容堂!おんしゃあ待っちょれやっ! お前がげた履いて威張れんようにしちゃうきのー!」
「長次郎!、おまんに渡したシューズは以蔵の分やったんや。それはいて、土佐の上士の足を蹴飛ばしちゃれ!」。
「武市!!。武市、死んだかや。おまん死んだか・・・。武市、悔しゅうして、悔しゅうして、まだ天にも昇れんとその辺をうろちょろしよろう!」。
「武市!よう聞けや!!、かの!、かの太平洋の向こうに!アメリカ国あり!。小藩バージニアに生まれたるジョージ・ワッシングトンは!、卑賤の身なのに、自(おの)が夢と才覚のみで!、将軍どころか、御門にまでなったとよ!」
「それに比べて、なんじゃこの国は!!」(悔し涙を流しながらの、武田鉄矢の熱演は続く)
「よーしっ、暴れちゃうきのー!! 武市、待っちゃれや、暴れちゃうきのー! 土佐どころか 幕府までひっくり返しちゃる!。 待っちょれ武市!、暴れちゃる・・・」。
最後に竜馬、「オイ!、みんなシューズを履け!、もう泣くなよー!」。
「高杉を呼んで来いっ!!」
「西郷を呼んで来いっ!!」
「この坂本竜馬が、話をしたいことがあるっちゅうんじゃ!!」
最後に竜馬、立てた刀の鞘先で畳を強くトンと突く。

   ーーー終ーーー

 世の悪政に怒り叫ぶ坂本竜馬。 竜馬に為りきり演じ切った武田鉄矢。
  (脚本片山蒼とは武田鉄也の別名であり、竜馬フリークの熱演が光る)


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