2016.01.18  イロいろ色
 山本兼一氏の「ジパング島発見記」をおもしろく読みました。
 16世紀、海の果ての日本の地を踏んだ7人の西洋人の目を通した滞在記を山本氏らしい視点で書いた7編の短編連作でした。

 1543年、種子島に漂着したポルトガル人が持ってきたもの…「鉄砲を持ってきた男」。
 -2年後には国産が造られる技術力ってスゴイですね。

 大袈裟で陽気な西洋人ピントがみた日本…「ホラ吹きピント」。
 -安定を捨てる男の哀愁が漂よいます。 我がWる。

 イエズス会宣教師、フランシスコ・ザビエルのトラウマが日本の地でよみがえった…「ザビエルの耳鳴り」。
 -このトラウマが為に2年後に日本を離れたのでは? と納得する書き方こそ、山本氏の鋭さと歓心しました。

 日本初の病院を建てた医師のアルメイダが己の弱さと向き合うとき…「アルメイダの悪魔祓い」。
 弱き力を慈悲に換え、いつくしむ心は何事にも動ぜぬパワーとなった。

 膨大な記録『日本史』を後世に残したルイス・フロイスが「ノブナガ」の中に見たものは…「フロイスのインク壺」。
 「とにかく記録する」ジャーナリズムの原点を読みました。

 日本人に侮蔑の感情を抱きつつ、デウスの栄光を届けようとした宣教師…「カブラルの赤ワイン」。
 ー頑固なまでに西洋ローマ式を押し通そうとする信念の挫折崩壊が…

 天正遣欧少年使節団を派遣したヴァリニャーノの思惑はずれ続きの人生とは…「ヴァリニャーノの思惑」
 -人生そんなもんだよ。と片付けるには短絡的浅はかなことであることを教えてくれました。 オイラもガンバろっと。


 ヤッパリおもしろいですね。 「人生いろいろ」 ウン、いろんな色々だ。



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