2016.03.15  両岸の神社
 千住大橋は橋長66間(120m)、幅4間(7m)の橋で、土木工事の大家だった伊奈忠次でも難工事だったようで、熊野権現に祈願してようやく完成しました。
  P3087773.jpg  金網柵で入れませんでした。
 橋が架け替えられるたびに社殿を橋の余材で修理・祈願されてきました。
 祭礼では橋の南北で橋長と同じ長さの66間の綱をつかって綱引きをして吉凶を占う行事が行われたこともあった。


 隅田川をはさんだ対岸の鎮守は橋戸稲荷神社がありました。
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 時は江戸幕末。 千住の宿場町でも時代が動いていた。
 あっちが権現ならばオラが村にはお稲荷さんが田畑の実りを守ってくれている。 土蔵創りの本殿完成を彩る眼玉に漆喰鏝絵で飾ろう。  と、依頼されたのが浅草で有名だった鏝絵師の入江長八であった。

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 そもそも社殿の彫刻など装飾を眺めるのは大好きだし、漆喰のアノ優しい風合いにやたら心惹かれウロウロしているがこんな処で出会うとは感激です。

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 境内は静か、と云うより人が居ません。
 物珍しく訪れる人も鏝絵や長八を知らなければ単なるお稲荷さんです。
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 『信仰』が朽ち果てることはなかろうが悠久のひと時です。

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 季節はツバキからモクレンへ。 南北に長い列島のアナタだけの春を見つけに散歩に出かけませんか・・・



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