2016.04.25  美術館散歩
 府中美術館に行って来ました。
 今回は館内展示の“盗撮と云う快感”を封印して、ジックリ観賞してきました。

 『ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想』展が開かれてました。
 司馬江漢・国芳国貞・河鍋暁斎や狩野派・応挙・文晁などの有名人やオイラの知らない絵師など“ファンタスティック”をテーマに約150点の展示物でした。


 オイラの注目は・・・  『竜に馬師皇図(りゅうにばしこうず)』
 小泉斐(こいずみあやる) 149.0m 339.0m 六曲一隻屏風 (明王寺所蔵)

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 古代中国で馬の名医といわれた馬師皇が、仙術も身につけていたため竜の病も治療したという故事を描いた絵です。
 故事を知らなければ、襲いかかろうとする竜とほほ笑む仙人の対然図ですが、知れば「また来たか。今度はどこが痛いのだ?」と内なる痛魔に勝てぬ宿命を背負う生き物の宇宙感がミゴトです。
 そう云えば、虫歯の痛さに耐えかね切腹した武士がいたそうな。そんな人物の潔さから神社が建てられた場所に行ったことが思い出されます。


 そして、伊藤若冲の『乗興舟( じょうきょうしゅう)』に突然出会いました。

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 若冲が相国寺の大典和尚と淀川下りをした折りの感興を絵画化したもの。 ふつうの版画とは異なり、拓本をとるようにして作ったものです。

 なぜか? 白と黒が、光と影が、全て反転しているのです。
 「美の巨人たち」で謎とき解説していたのを思い出しました。


    WHAT? WHY?
 4/22~5/24東京都美術館で「若冲展」が開かれてますがこちらにも「乗興舟」が出展されているそうです。 『?』が飛び交います。
 版画ですので、複製コピーは何枚も創れますが現存数は何枚くらいあるのでしょうか? その版木は残っているのでしょうか?
  オイラは5/18に行こうと思っていますがその辺の謎事情が知りたいですね。 でもたぶん、その場で係員他に聞いても答えはないでしょうね。



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           美術館前の公園にかろうじて遅咲き桜が咲いてました。



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