2016.05.15  四宝
 水墨画・大和絵においての必需品に「文房四宝」があります。
 すなわち、筆・紙・墨・硯の四種の文房具で、賞玩の対象にもなった。
 筆は新しくないと実用的でないので骨董的な価値に乏しく、愛玩の対象とはあまりならなかった。
 紙は中国・歙州にて澄心堂紙(「堅く滑らかなること玉のごとく、細かく薄くして光潤い、氷の如く繭の如し」)という極めて良質の紙が産出された。
 日本においては多種多様な「和紙」が古くから出廻り、使用されてきました。
 たとえば、「荼毘紙」。 桓武天皇が光明皇后の供養のために、荼毘にふした骨を砕いて紙に漉きこませ、それに写経したと云われる紙があります。 まぁ、特殊用途の特別紙なのですが・・・

 異端の画僧である伊藤若冲の画に特殊なボカシニジミが見つかりました。 若冲特異特殊技法かと調べたら、ワラ100%(密度が高く緻密で、繊維の独立性がほとんど無い)の中国からの輸入紙であり、高級紙であったそうな。
 絵具ですが通称『ベロ藍』別名プルシアンブルーが製造されたのが1704年。
 米の値段が一両で150kgの時代に200gで一両もしたという超高額絵具で描いた画が残されてます。

   群魚図 (部分) a84e24f5.jpg
           鯛の左下前方を泳ぐルリハタという魚に使用されてます。


   DASOKU
 日本を代表するペテン師?こと いかがわしさ大全開の平賀源内が『西洋婦人図』での使用が国内最初とされ、『物類品隲(ぶつるいひんしつ)』(今どきのカタログ販売)で このプルシアンブルーを紹介したのが1700年代中期頃でしたがそれ以前に若冲が使っていたのである。
 そして、実は1830年代の北斎・凱風快晴のころにはベロ藍も1/10以下になり、一般化しておりました。


 さて、今週はオイラの若冲週間として、日本画を探っていきたいと考えます。



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