2016.11.08  円周率
 鳴海 風 (著) 「和算の侍」 (短編6話収録) を読み終わりました。
 「円周率を計算した男」が元本であり、数年前に読んでましたが、新たに文庫版として発売されたので手にしてみました。

 算聖とうたわれた師関孝和との葛藤を経つつ、ついに円周率の公式を明らかにした天才算術家建部賢弘の苦闘の生涯……。
 と内容紹介をコピペすると肩苦しくいかつい小説のようにに思われるが数学に興味のない人でもおもしろく読める本でした。

 ちなみに。
 1681年、暦の作成にあたって円周率の近似値が必要になったため、関孝和が正131,072角形を使って小数第16位まで算出した。関が最終的に採用した近似値は「3.14159 26535 9微弱」というものだった。
 1706年、ウィリアム・ジョーンズが初めてπを円周率の意味で使用。
 1722年、建部賢弘が正1024角形を用いて小数第42位まで求めた。
 そして。 今ではコンピュータを使い。
 2014年、匿名希望の人物が208日をかけてワークステーションで小数点以下13.3兆桁まで計算したと発表。

 どんな計算式で求めるかは知りませんがその検算にも相当な日数がかかっているハズです。
 円周率に限らず演算の速度を競うコンピュータにおいて、ナンバー1でなくとも処理速度が速いほうが莫大なデータ処理が手軽に早く行えるのです。
 数年前のユトリ教育において「円周率はおよそ3です」と教えるなんぞに未来は無い。少なくとも3.14までは覚えさせるべきではないか。

 と、相変わらず本と関係ない話に逸れてしまいましたが算盤と算木を使い円周率に挑んだ江戸の酔狂な人々の大らかな苦悩は平和であればこその純粋な「学びたい・知りたい」が広がってました。


   OMAKE  アナタに算数の問題を出します。

 300円を持ってパンを買いに行きました。 170円のパンを買ったときのおつりはいくらでしょう?

 単純に引き算の問題と捉え、300-170=130円と計算する。 
 200円で支払う状況を想定して200-170=30円と計算する。
 ここで、理系脳と文系脳での解釈から解答が分かれます。
 しかし、こんな解答をよこす人もいます。
 ・電子マネーで払ったのでおつりはなし (確かに現金で払ったという記述はない)
 ・0円 (全部10円玉で払ったから)
 ・途中でジュースを買ったのでパンは買えませんでした (買った人は誰?)
 ・商店街の商品券で買いました!
 ・みんな消費税を考慮していないのはおかしい。

 どれも正解ですね。 アナタはどんな解答を導き出しましたか?
 ですので、
 「答えはひとつ 真実はひとつ」なんての幻想は捨てましょう。




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