2016.12.20  御用船
 毎日がタイトロープのサバイバル生活者のオイラはボケの信仰か? 一昨日のことすら覚えてないこともシバシバ。

 20冊か? 今年は何冊の本を読んだことやら?
 今年最後の読書感です。
 
 吉村昭氏の『朱の丸御用船』です。
 江戸浅草に御米蔵を建て,新造後7年以内の廻船「御城米船」を通じて諸国の廻米を収蔵する制度を,江戸幕府は1620年から始めた.公儀の船として年貢米の輸送を任じられた御城米船は,幟に「朱の丸」が描かれ,乗組員には保証人が必要とされた.通航にあたっての優先順位は高く,海難事故によって年貢米を損じた場合,関係者全員が死罪とされるほど厳格なものであった.1830年に三重県志摩半島の大王崎・波切村で起こった史実を基に,畏怖すべき年貢米を略取した「天神丸事件」,それに便乗し犯行を隠蔽した共同体の災禍を本書は描く.


 吉村氏は史実に基づく緻密子細な再現表現にこだわる作家です。 さらに、筆が早くたくさんの小説を残しております。
 『天狗争乱』や『桜田門外の変』など、さも見てきたかのような講談師さながらの文筆はワクワクさせてくれました。

 先日、NHKでフィリピン・シブヤン海1000mの海底に沈む戦艦武蔵が放映されていたが、転覆による衝撃で誘爆した主砲弾薬庫の弾薬約100トンが大爆発していたそうな。
 読みたい・読まねばの『戦艦武蔵』(新潮社 1966年)を読む日が来るのであろうか・・・


 さて、御用米強奪事件発覚後,逮捕された波切村の村民343名,3名が獄門,6名が死罪,2名が遠島,13名が追放処分となった。 そうな。 御政道に楯突く輩に対し、厳しい処分は封建政治ならではであり、民主主義下では考えられません。
 なれど、数をバックにゴリ押しする政権が天下を握る国に未来はあるのであろうか・・・



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