2017.03.27  溝
 黒の舟唄/長谷川きよし 


 「ネェねぇ、 聞いて・・・」
 一方的にしゃべりだす女、聴きながらも男は答えや解決策を探る。助言しようと言葉を発そうとする。 しかし、女はそんなことを求めてはいないのである。
 目の前にアナタが居て、向き合う相手がいればイイのである。

 「ネェねぇ、 どっちが似合う?」 アレコレと迷うオンナ。
 ・・・どっちでもいいではないか。
 もし、迷っていたなら買うな。 必ず後悔するだろう。
 もし、冒険したいなら応援するし着こなせばいいのだから。
 
 誰かが言っていた。 ファッションは相手に対する礼儀だから、気を使うべきだ。 でもね、自己主張であるべきだ。

 男と女の不可解領域の溝は深まるばかりである。


1890年(明治23年)3月27日。 斎藤きちが・・・
 物乞いを続ける女は肌にまとわりつくような春雨の中、テクテク数時間トボトボ数キロ、歩き続けた。稲生沢川門栗ヶ淵に辿り着いた時、水面に浮かんだ菩薩に引き寄せられ身を投げた。 満48歳没(享年50)。

 毎年のように、下田芸者さんたちのよる供養祭が開かれます。
 人は哀れな人生と云う。可哀想とも言う。
 しかし、入水することで人生を昇華させた生き様にオイラは憧れる。



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