2017.11.01  紅茶の日
  「今夜は朝まで踊りましょ」 


 11月1日は「紅茶の日」ですので、珈琲の話をしよう。

 世界において二大飲料がある。「珈琲圏」と「茶圏」である。15世紀の大航海時代あたりからが世界潮流の節目と言っていいだろう。両方とも最初は「薬」として用いられ、しだいに広く誰でもが口にするようになっていった。
 そして、本国から余った茶葉を高い価格で押し付けられた人々の反乱「ボストンティー事件」がアメリカ独立戦争へ飛び火しました。

    「珈琲の起源と変遷」
 その試飲は原始的発見であっただろう。原産アフリカにおいて自然火災によってコーヒーの赤い実が焦げて落ち、雨水に晒され、小さな水溜りを作った。喉の渇きに耐えかねた現地人が飲んだところ元気盛々になった。 てな、発生ではないか?
 18世紀の産業革命は貴族文化と階級制度に激変をもたらした。アルコールを提供するパブから独立したコーヒーハウスの誕生である。立ち飲みと座席とで値段が異なるコーヒーブレイクの休憩がにぎわいを見せ、新聞片手の世情談議にピッタリはまったのである。
 戦後の三越裏に提示する料金が異なる店“ミカドコーヒー”があったが今でも残っており、モカソフトなるソフトクリーム発祥店です。

   トルコ式コーヒー 
 焙煎豆を砕き、湯を注ぎ、上澄みを飲む。もっとも、簡易的飲み方である。 ちなみに、オスマントルコ軍がウィーンを攻めた時、遠征軍は常にコーヒーを持って行った。戦に負けたトルコ軍は物資をそのままに敗走。残されたコーヒーにミルク・チーズの上澄を加えた飲み物をウィンナーコーヒーという。その獣臭を消すためにシナモンステックを用いる。
   アメリカンコーヒー
 野宿に明け暮れるカウボーイ。焚き火で煮詰まったコーヒーを湯で薄めて飲んだ。が発生ではないか? ちなみに、薄いアメリカンに慣れていた米国人に濃いプレミアムコーヒーを提供してチェーン展開して成功したスターバックスはファッションコーヒーとして日本でも持てはやされております。
   ベトナム式コーヒー
 ベトナムでは一般的コーヒーであるアラビカ種の育ちが悪く、ロブスタ種を多く栽培しております。クセがあり苦味が強いためなのか? コンディンスミルク(練乳)に注ぐ独特なスタイルが生まれました。 (渋谷・東急ハンズ前に専門店があったが撤退廃業した)
   ジャポニズムコーヒー
 様式・味覚にこだわる日本人は器・産地銘柄と独特な珈琲文化を育んできた。戦後の高度成長とともに純喫茶から歌声喫茶・ジャズ喫茶・カップル喫茶、はたまたノーパン喫茶まで百花繚乱。兎小屋に知人を呼べない人々にとって喫茶店は出会い・憩いの場であった。企業においても打合せは茶店、サボるも茶店、昼食後の茶店。会社より茶店にいる時間が長かった古き懐かしき時期もあった。その名残は名古屋の1日中モーニングタイムのプラス戦略。効率を求めるの時代になれど220円のドトールコーヒーは街の喫煙室として集客しています。 だが、時代の波か? 成城学園店や松本駅前店のように全面禁煙店がふえてます。(バカヤロゥー 喫煙なくして何のコーヒーショップだ!) そのドトールの鳥羽氏は銀座で1500円のハワイコナを提供しています。また、UCCを辞めた川島氏は250gの珈琲豆をシャンパンボトルに詰めて10500円で販売を始めました。

    「産地と味覚」
 珈琲豆は焙煎時間でおおきく味覚が変わります。浅い焼き方では酸味が残り、深く焼くことにより苦味が増します。もちろん、産地による味覚の違いは格段の差がありますが、だからといってコーヒーが茶になるわけではありません。
 一言でコロンビアといっても日本の数十倍の面積を持ち、様々で微妙な違いがあります。たとえば(木と草の違いはありますが)狭い日本において魚沼産のコシヒカリと北海道産のキララにはあきらかな差があるように十把ひとまとめにコロンビア産と語るには無理のある話です。 産地別ストレート珈琲を楽しむのは世界広しといえ、日本独特であり、日本人の持つ繊細な味覚感性が生んだ異国憧憬文化なのです。
 コロンビア産を男性的味覚、ブラジル産を女性的味覚と位置づけブレンドのベースとし、アフリカ系の酸味と中南米系のナチュラル味にアジア系の個体種をミックスします。よりまろやかにまとめようとするのか、各個性を惹きたせようか、との視点の違いがブレンドの妙技です。
 ですので、おいしいと形容される味覚の全てがバランスよく含まれているブルーマウンテンにおいてブルーマウンテンブレンドは邪道であり、貧者の発想と言わざるをえない。


 下戸のオイラは嗜好品の茶と珈琲に凝った時期もありましたが今では面倒くささが先に立ちインスタントコーヒーをおいしく飲んでますわ。




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