植物は蜜や香りで昆虫などを誘い受粉を促します。種子を守るために酸味を帯び、成長と供に甘さを増し、種子の出現・移動を促します。
 しかし、柿は「渋」で身を守ります。渋の素である水溶性タンニンと硬い表皮で種子の成長を見守ります。切り取られた跡は「ヘタ」で呼吸しております。(もいだ後、ヘタをくりぬくと成長が止まり日ごと小さくなります)
 渋柿を陽に晒し、光合成により、タンニンをメラニンに変化させ、渋みを抜くことを先人は生活の中で伝えてきました。 「干し柿」の誕生・完成です。

kakinosato.jpg
 和歌山県かつらぎ町では「串柿まつり」が行われています。恒例の「ジャンボ巻き寿司づくり」は何mだったのでしょうか?

 古来より連なる柿は子沢山の繁栄を意味し、串を剣に見立て、三種の神器の特別な縁起物として、『玉はダイダイ・剣は串柿・鏡はモチ』というように姿を変え、特にめでたいお正月用飾り餅として広く普及しました。 しかし、近年、ナゼカ「柿」のない鏡餅が一般化しております。 ユワレも知らない・忘れ去られた形骸化した風習だけが残されております。悲しい・寂しい・寒いことである。
 来たる新年の鏡餅にはせひ「串に刺した柿」も供えましょう。



Secret

TrackBackURL
→http://yuusuke320.blog115.fc2.com/tb.php/514-f083bed9